スマホを複数台所持している方は、メインで契約したスマホからテザリングで他のスマホを利用したり、タブレットを使っているという方も多いのでは?
回線状態がよければひとつのスマホから「パーソナルホットスポット」などを使って、4つのスマホを利用したりなんかもできます。

それを利用してスマホアプリのデイリーをこなしていたりします
ところが、ちょっと困ったことになるのがテザリング時は、スマホやタブレットではWiFiで接続していると判定されること。
なにも設定していないと、1.5GB以上あるOSのアップデートのファイルをダウンロードされてしまうことがあるんです。
テザリング時にIOSのアップデートをダウンロードされてギガが枯渇
ipadなどは、WIFI接続状態にあるとアップデートパッチを自動的にダウンロードしてしまいます。
MVNOを利用している場合は1.5GB以上あるデータを勝手にダウンロードされてしまいますので、スマホの少量のプランを契約していたりすると、いわゆる「ギガ死」の原因になります。
それを回避する方法についての記事です。
テザリング時にIOSのアップデートをダウンロードをさせなくする方法

iosのアップデートデータをダウンロードさせなくする方法には次の2つがあります。
- iphoneやipadのストレージの空き容量を2GB以下にしておく
- ファイアウォールソフトを導入して、iosアップデート関連のドメインに接続できなくする
iphoneやipadのストレージの空き容量を2GB以下にしておく
「i文庫HD」などのアプリを導入して、ストレージの空きが2GB以下になるように電子書籍などをダウンロードしてしまう方法です。
ios13.7は2GB以上あるので、ストレージにその分の空きがなければダウンロードはされないという理屈です。
アプリをダウンロードしまくるという方法もありますが、なんらかの拍子にアップデートしてしまったりするとギガ死の原因になりかねませんので、電子書籍などの方が安全です。
ファイアウォールソフトを導入して、iosアップデート関連のドメインに接続できなくする
スマホのテザリングを利用しているなら、スマホにファイアウォールソフトを導入します。
wimaxなどのモバイルルーターを利用している場合は、iphoneやipadにファイアウォールソフトを導入して、iosアップデート関連のドメインを弾いて接続できなくする方法です。
ipadに導入する場合は、「1Blocker」や「Weblock」あたりが定番ですが、有料だったりios13以上を要求されたりするので敷居がちょっと高いです。
ios13にしたくないのにios13を要求されちゃうので、本末転倒だったりします。
以前ダウンロードしている方ならなんとかなりますが、してない人だと回避不能です。
自分はそこでお手上げだったので、テザリングしているスマホに導入することで解決することにしました。
androidスマホにNo root ファイアウォールを導入してiosアップデートをダウンロードできなくする方法

設定した状態の画面がこれになります。
ここから、No root ファイアウォールの使い方を解説します。
No root ファイアウォールのインストール
GooglePlayでNo root ファイアウォールをダウンロードしてインストールします。
アイコンをタップしてスタートを押すと、ほぼすべてのネットへのアクセスが遮断されますので注意してください。
No root ファイアウォールにはじくドメインを登録する
- 「appldnld.apple.com」
- 「mesu.apple.com」
モバイル回線の接続拒否で上のふたつのドメインをはじけば、iosのアップデートを回避できます。
やり方ですが、
- 下のメニューから「グローバルフィルタ」をタップします。
- 画面が変わったら、「プレフィルタ」のところの「+新しいプレフィルタ」をタップします。
- 新しいプレフィルタが出たら、上のモバイル回線のアイコンのチェックをタップ
- アドレスに appldnld.apple.com といれて、ポートに80を入れてOK
- 同じようにもう一度繰り返して、アドレスに mesu.apple.com といれて、ポートに80を入れてOK
これでアップデートサーバーにつながらなくなるので、勝手にiosのアップデートパッチをダウンロードされることはなくなります。
余談ですが、アドレスに *.doubleclick.net と入れ、ポートに80と入れて登録すれば、youtubeの広告が表示されなくできるようです。
うまく登録されたか確認してみる

この通りに登録されている場合、WiFi回線でipadのソフトウェア・アップデートを確認するとios13.7が表示されますが、

モバイル回線に切り替えて確認すると、読み込み中のままで表示されなくなります。
以前はアップデートしないのが常套手段だった
(この記事の初回の執筆時点では)ios13.7が公開されましたが、twitterなどを見ていると、
「アップデートしたらアプリが起動しなくなった」とか、「バッテリーの減りが異様に早くなった」といったようなコメントをよく見かけます。
いろいろ理由はあると思いますが、よく使うアプリが急に動かなくなってしまったら困りますよね。
セキュリティなどを考えるとアップデートするべきで、最近ではアップデートしても以前ほどは問題がでにくい傾向なので、よくなってくれたなぁと思ったりします。
iosのアップデートを勝手にダウンロードさせなくする方法 まとめ
モバイルルーターなどの設定画面で、接続を拒否する設定ができる場合であれば、
「appldnld.apple.com」と「mesu.apple.com」を拒否することで同様に回避ができるはずです。
月に3GBしか利用できないUQ mobileやワイモバイルなどを利用していて、2GB以上あるOSデータを勝手にダウンロードされてしまうと かなりの痛手ですので、転ばぬ先の杖ということで ぜひ導入を検討してみてください。
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