メタバースとは?メタバースは何ができるの?といった疑問を解説

メタバースってなんだろうと思っている女性NFTゲーム
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メタバース (Metaverse) は、ネット上に構築された、現実世界とは異なる3次元の仮想空間やそのサービスのことです。

フェイスブックが社名を「Meta」に変更して、メタバース事業に注力をすると発表しています。

フェイスブックといえば、Google、amazon、Appleと並ぶ大企業ですから必然的にメタバースが注目されているわけです。

そんなメタバースってなんなのかについて、解説していきます。

 

メタバースとは、そもそもどういう意味なの?

メタバース

メタバースというのはメタ(meta=超越した)とユニバース(universe=宇宙)を組み合わせた造語で、この技術をさまざまな形でビジネスに取り入れようとする動きが広がっています。

 

メタバースはインターネット上の仮想空間でアバターをとおして交流する「空間」で、コミュニティやコミュニケーションを円滑にする為の技術です。

その際にVRゴーグルがよく使われるので同じ意味かなとおもわれがちですが、VRの本来の意味は仮想現実を体験できるデバイスやツールのことです。

ですから、インターネット上に形成される仮想空間である「メタバース」とは意味がちょっと違うのですが、最近ではVR=仮想現実としての映像や空間などを指すような使い方もされてきているので、メタバースに近い意味をもってきています。

VRは人間が仮想の映像や空間などを体験するため道具や技術のことで、メタバースはインターネット上での他のユーザーとのコミュニケーションをさすといった感じです。

 

メタバースでは何ができるの?

メタバースで会話する女性のイラスト VR

「リモートでの会議」

メタバースでは、VRゴーグルなどの機器を使って、メタバース内の同じ空間で会議を行えます。

最近ではリモート勤務が推奨されていて、skypeやZOOMを使ってリモート会議をするようなことも増えましたが、メタバースでの会議は仮想空間の会議室にアバターとなって参加して、テーブルを囲むイメージです。

oculus quest2などのVRゴーグルを使ったことがあるとイメージしやすいのですが、SkypeやZOOMは画面越しのやりとりなのにたいして、メタバースでのリモート会議は実際に仮想空間上の会議室の椅子に座って会議をするイメージです。

たとえば、建設会社で次に作るビルの内容について会議をするとなるとSkypeやZOOMでは動画や資料をみて会議をすすめますが、仮想空間であれば会議室の机の上に実際に建設する建物の3Dの立体映像を参加者全員で見ながら会議をするといったことも不可能ではないわけです。

鉄道模型を見ている人のイラスト

「バーチャルでのイベント」

メタバースであれば、今おこなわれているWebでのセミナーなどよりも圧倒的にできることが広がります。

仮想空間上に用意したバーチャルなイベント施設を、臨場感を感じながら体験することが出来ます。

仮想空間上の施設を歩き回ったり、そこにいる参加者に話しかけたりといったことができるからです。

昨今の社会情勢的に大人数で集まることが難しく、イベントやコンサートが見送られることが多くなりましたが、仮想空間でのイベントであれば、どんなに人が集まっても安心です。

臨場感はそのままに、安全にイベントを楽しめますので。

 

 

 

「ゲーム」

ゲームは、仮想空間のメリットをいかした体験が得られやすくて相性がいいコンテンツとなりそうです。

以前に4Dの映画などが話題になりましたが、VRを使った仮想現実は非日常の体験を楽しめます。

最近では、ゲームにNFTや仮想通貨の技術などをからめることで、本格的にビジネスとして稼ぐこともできるようになったので、メタバースでできることしても注目されている分野です。

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VRヘッドマウントディスプレーでゲームをする人

「商業的な活動」

 

ゲームのところでもふれましたが、仮想空間上のやアバターを通した交流とともに、商業的な活動もはじまっています。

仮想空間上の土地や物品の売買、NFTのアートや動画といったコンテンツの共有や売買、仮想上で完結するサービスやビジネスの活動がはじまっています。

過去には、メタバースの初期に作られたアバターやNFTアートが高額で売買されたニュースなどもありました。

 

メタバースの問題点やデメリットは何があるの?

疑問を感じる女性

ここまでメタバースのメリット的な点などをあげてきましたが、ここからは問題点などをあげていきます。

敷居の高さ

メタバースやVRを導入するには、VRゴーグルなどのVR機器と、比較的高スペックなPCが必要になってきます。

安価なPCでは仮想空間を再現することが難しく、技術的にもコスト的にも導入するには敷居の高い面があるのは確かかもしれません。

 

わかりにくい、面倒な面も多い

VRゴーグルを設定するにもFacebookアカウントを用意したり初期設定をしたりといったしなくてはいけないことも多く、こういったことが苦手な方には高い障害になりかねません。

また、セットアップができてもVRゴーグルを装着して、ログインしてといったことが必要になりますが、当然VRゴーグルをかぶっていれば周囲の様子はさっぱりわかりません。

VR機器を使うには、ある程度の空間の広さも必要になります。

 

現実でのコミュニケーションが希薄になる?

日常での活動をメタバースで行うようになると、現実でのコミュニケーションが希薄になるのではないかという心配な点もあります。

特に、まだ成長過程の子供だと、オンラインでのコミュニケーションの割合が大きくなってしまい、現実を疎かにしてしまうような依存症といった問題も考えられます

 

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