雪が降ると見れる雪景色は すごくきれいなんですが、雪が積もるとやっかいな心配が出てきます。
明日は外出するから、雪が早く溶けてくれるといいんだけど・・
電車やバスが止まったり、雪かきが必要になったり、車ならチェーンの準備が必要になったりしますから、雪が早く溶けてくれるのかが気になってきがちです。
そこで、
雪が溶けるには、どんな条件が必要なのかを手短に解説しますね
雪が溶けるためには日光が必要になります
雪は空気中の水蒸気が氷の結晶となって降ってきます。
水が氷になるのは0℃ですから、雪は0℃を境に溶けると思われがちです。
ですが、雪が溶けるのには気温ではなく、別のことが必要になります。
それは、雪は気温で溶けるのではなく日光で溶けるからです。
その証拠としては、気温が0度より高い温かい日が続いても、日陰に積もった雪はなかなか溶けずに残っています。
気温だけが関係するなら、日向の雪と一緒に日陰の雪も溶けるはずです。
木陰だけ雪が残っていたりするのは、日光が届きにくいからです。
雪国だと気温が氷点下であっても、日差しがあれば雪は溶けるといいます。
その逆に、夜間は0度より気温が高くなっていても、日差しがないので雪は溶けないそうです。
日差しがあれば光は物にあたると反射しますので、日陰につもった雪であっても反射した光を受けて少しずつ溶けていきます。
でも、気温が暖かければ雪は溶けるんじゃないの?
気温が温かい時に雪がとけるためには、雪に温かい空気が触れる必要があります。
気温が温かい日であっても、風がないと雪の表面の温度はほとんど0度のままです。
雪のまわりの空気が動かないので、雪が溶けにくいのです。
こうして、いつまでも溶けずに残ってしまうわけです。
気温で雪が溶けるには、気温が暖かくて風が吹く必要があると言われています。
雪を早く溶かすにはどうしたらいいの?
解氷スプレーや融雪剤などを使う
ぬるめのお湯をかける
車のフロントガラスであれば、ぬるめのお湯をかけるという方法があります。
注意点としては、熱湯をかけてしまうと急激な温度変化のためにガラスが割れてしまう場合がありますので、ぬるめのお湯を少しずつかけてください。
あとは、少し早めにエンジンを掛けてエアコンをオンにして暖気運転をするなどですね。
塩をまく
融雪剤などを使う以外で、お手軽な方法は塩をまくことです。
塩には氷をはやく溶かす働きがあるので、路面の凍結を防止する目的で道路に塩(塩化カルシウム)がまかれています。
黒いポリ袋に入れて溶かす
雪かきでよけた雪を早く片付けたいというのであれば、黒いポリ袋に入れる方法もあるそうです。
黒いものは日光のチカラを吸収しやすいので、雪を黒いビニール袋に入れて日当たりのいいところに放置しておけば、早く溶けてくれます。
ポリ袋の底のちかくに穴を数ヶ所あけておけば、雪が溶けた水がどんどん外へ抜けてくれるますから、夜間に再び凍ってしまうことを避けることができますね。
雪は何度で溶けるの?【雪がとける条件とは?】まとめ
- 雪が溶けるには温度ではなくて日光が必要
- 夜間は0度より気温が高くなっても、日差しがないのでほとんど溶けない
雪を早く溶かすにはどうしたらいい?
- 解氷スプレーや融雪剤などを使う
- ぬるめのお湯をかける
- 塩(塩化カルシウム)をまく
- 黒いポリ袋に入れて溶かす
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雪は気温が何度以下になると降るの?【雨が雪にかわるのは?】まとめ
雪が降りやすくなる条件は、上空1500メートル付近の気温と地上の気温と湿度が関係します。
- 上空1500メートル付近の気温がマイナス6度以下
- 地上の気温が3度以下
- 湿度が低いこと
湿度が低いと、地上の気温が4度以上あっても雪が降ることがあります。
よろしければ、「雪が降る条件について」は、こちらを御覧ください。
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